リニアワークフローについて調べてみた!!
ここ数年、『リニアワークフロー』という言葉をいろいろな所で耳にします。
その度に「あぁー。ガンマ2.2ね~。」ってぐらいにしか考えてなくて、
気づいてはいたけど全然理解してい。。。
って事で『リニアワークフロー』について調べてみた。
①そもそもリニアワークフローって何?
2.2のガンマ補正された画像に1/2.2(0.4545)のガンマをかけてリニアにすること。
②なぜ画像はリニアじゃないんだ!?
RGB(100,100,100)とRGB(200,200,200)を参考に考えてみよう。
数学上ではRGB(100,100,100)に対してRGB(200,200,200)は二倍明るいが、
人間の目は明暗に合わせて、アイリスを絞ったり開いたりして光量を無意識に調整している為、人間の目で比較するとRGB(100,100,100)に対してRGB(200,200,200)が二倍明るくは見えない。
つまり、数学的にはリニアでも知覚的にはノンリニアということ。
そこで、モニター側で入力側のRGBの値を2.2のガンマ補正を加えたsRGB規格に変換し知覚的にリニアに見えるようにしている。
ゆえに、モニターを見ながら描いた画像の多くは8bit,16bit関係なく2.2のガンマ補正が適用された状態となる。
③なぜリニアワークフローが必要なのか?
モニターや画像にはガンマ補正が適用されているが、
3DCGでのレンダリング時は入出力ともにリニアを前提として計算する。
先ほど、説明したとおりテクスチャで使用している画像はノンリニアデーター。
したがって、レンダリング結果は本来のカラーではなくなる。
ゆえに、テクスチャ画像に1/2.2ガンマかけてレンダリングが正しく行われるようにする必要がある。
参考サイト
よし!!大枠は理解した。
次回は『どうしたら3DCGソフトでリニアワークフローができるか?』についてまとめたいと思います。